その131. 過去の愛車のお話 第5話(KAWASAKI D-TRACKER 編)
ということで不定期更新の過去の愛車のお話です。
今回で5話目です。
↓前回のお話。
何やら事件の予感を感じさせる終わり方でしたが…
このCB750に乗り始めて1年が経った頃だったと思います。
ふと
「アレ…青い…青い色したバイクに乗りたい…(謎)」
と考えるようになったのです。
当時、オタク活動も活発にしてた頃でした。
気に入ったキャラのステッカーを作っては貼るというのが…
僕の回りで流行っていたこともあると思います。
そんでもって、当時好きだったキャラが「青い髪をしている…」
たったこれだけの事で「あ。青いバイクがいい。」
と、妙な考えに至っていたと思います。
もちろん大学生当時でしたので、予算なんかそんなに多く取れない。
手頃でかっこいい「青い」バイクは無いかとヤフオクを眺めていました。
すると、近所から当時20万即決で青いバイクが出品されているのを発見。
すぐに問い合わせをして、現車確認にも行きました。
そうやってやってきたのが…
KAWASAKI D-TRACKER
確か初年度のモデルで走行も1万Kmも行ってなかった気がします。
初のオフモタスタイル。
外装も青いしホイールも青い!
なんかかっこいいじゃん!
そう思っていたのが第一印象でした。
無事に納車も済ませ、ナンバーも取得し、次の週末にツーリングへ!
(まだこの時は「三つの悪夢」の始まりとは知らずに…)
【一つ目の悪夢】
ツーリング当日。
当時VTR250とFZ400(?)の友人3人と出かけました。
大阪の四条畷から奈良に抜けるルートで家をスタート。
家を出て15分…そこで事件は起きました。
先頭を走っていた僕はあまりのウキウキ気分で回りが見えていなかったのか…
目の前のトラックを追いかけていたのか…
気づいた時には目の前に…
の旗を持っている人が立っていました。
「うわ…やらかした…」
見事にネズミ捕りにかかってしまいました。
スピード超過は「32㎞/h」ということで、貰った紙は「赤い紙」
つまり、免停。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
家を出て15分でまさかのコレだったので…(自分が悪いんですけど)
テンションダダ下がりで、ツーリングは中止。
帰ってきた家で皆とマクドのハンバーガーをやけ食いしたような気がします。
【二つ目の悪夢】
免停となったツーリングから2週間後。
どうにかメンタルも回復してきた週末の土曜日の事です。
友人と昼飯を食べて家でゲームをして夕方に出かけるようにしていました。
ちなみに次の日は奈良の針テラスでmixiのミーティング…
夕方になって食事の買い出しに行こうと友人が先にマンションを降りると…
下から
「おい!お前のバイク無くなっとるで!!」
「え?」
マンションの5階から下を覗いてみると。
確かにお昼に止めたばかりの場所にバイクが無い。
「アレ…もしやこれって…」
そう。
D-TRACKERがまさかの盗難に遭ってしまったのです。
慌てて周辺を捜索し、友人と共に警察へ。
盗難届を出しましたが…結局は出てきませんでした。
まさか自分が盗難に遭うだなんで…明日ミーティングだったのに。。。
あまりの失意にこの時もマクドのポテトをやけ食いした気がします。
【三つ目の悪夢】
まさか、ミーティングの前日に愛車を盗まれるなんて…
しかも納車して1ヶ月も経っていないのに…数回しか乗ってないのに…
そんな思いもしつつ、次の日のミーティングには行きたかったので
フォルツァとGoose350でミーティング会場を目指します。
途中、奈良の天理インター近くのコンビニで休憩したときに
「ちょっとGoose350に乗らせてよ」
と、2ケツに飽きていた僕は無理を言って乗り換えっこすることに。
これもまた走り始めて数分後…
名阪国道に入って数キロ走った時でした。
名阪国道名物の「Ωカーブ(オメガ)」に差し掛かった瞬間…
追い越し車線へ車線変更し、左カーブに入った途端。
突然バイクを制御出来ずになり、そのまま中央分離帯の壁に激突してしまったのです。
そう、単独事故を起こしてしまったのです。
一瞬の出来事に意識は朦朧。
気付いたら救急車の中。
運ばれた先は市立奈良病院だったと思います。
緊急治療を受けた結果、前歯が欠けてしまったのと全治4週間右半身の打撲でした。
幸い骨折も無かったようです。
それでも擦過傷が僕の身体には一生残ってしまいました。
ミーティングに集まるはずだった方や友人も病院に駆けつけてくれたのを覚えています
本当にこの時は親も含めて多くの人に迷惑をかけてしまいました。
「本当に申し訳ないことをした…本当に生きてて良かった…」
という後悔の念ばかりでした。
免停になり、バイクは盗難され、友人のバイクで事故を起こす。。。
まさに、悪夢とはこういうことか。
悪いことって本当に続くんだな。
これって、なんか呪われてるんじゃないかな…
そう考えるとバイクが怖くなってしまいました。
免停も重なってしまったので、ここから半年ほどバイクから離れるのでした…
続く