その187. 新型コロナウイルスに罹患したお話。

本日現在、日本の総人口のうち約7%が罹患したと言われる新型コロナウイルス

ワクチン接種も3回目から4回目が始まろうとしているその時。

 

私も罹患してしまいました。

 

幸いな事に症状は熱が中心、家族への感染も起こることも無く、無事に快復しました。

そんな体験談を忘れないうちに記録に残しておこうと思います。

 

ちなみに私の感染経路としては正直、心当たりがありません。

強いて言えば、症状が出た前々日まで仕事で不特定多数の来場があった展示会に出席していた事くらいです。

手洗いや消毒は十分では無かったかも知れませんが、それなりに意識して行っていたつもりです。

 

それでも急に襲ってきたコロナウイルスは恐ろしいと実感しました。

 

 

【5月27日(金):発症前日】

この日は金曜日。朝起きると若干の喉の痛みに違和感を覚えながらも出社。

喉の痛みが中々取れずに龍角散のど飴でごまかしながら1日を過ごしました。

帰宅すると喉の痛みがピーク。喉を刺すような痛みはなんだろうと考えてみる。

「今日は極端に乾燥して、風も強かったから喉がやられたんだろう」

そう思いながら、トローチを使って就寝。

 

【5月28日(土):発症0日目】

日付が変わった午前2時。暑苦しくて目が覚める。身体がなんだか熱っぽい。

熱を測ってみると、38.8℃…見事に発熱。

これは・・・と、思って就寝場所を妻と息子から隔離できる部屋へ移動。

その後も中々寝付けずに朝を迎える。

妻の助言もあり朝一で発熱外来へ。幸いすぐに診てもらえる近所の内科へ。

結果がすぐに出る「抗原検査」を受ける事に。

 

結果は「陽性」。

 

「うわぁ…マジか…やってしまった…」

と、結果を言われ、ちょっと絶望感で脱力。

(週末や次週に予定していたことがパーになってしまった為)

 

家族への感染も調べる為、一旦帰宅。

妻と息子の検査の為、再度病院へ。結果は後日との事。

休みの日でしたが、会社には連絡して帰宅。

 

午後になって、調剤薬局から電話による問診。

処方された薬は下記の通り。

 


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夕方には配達という形で薬が到着、夕刻の体温は38.6℃。

朝より上がっとるやないかい。

 

【5月29日(日):発症1日目】

家庭内隔離生活2日目。朝の体温は37.5℃。

朝一で保健所から電話により体調の確認連絡が入る。

まだ身体の熱っぽさは取れない。しかも、頭痛もしてきた。

食欲は通常通り、味覚異常は感じられない。

処方された薬を飲んで、寝てる状態が続く。

 

妻と息子の結果が判明。二人とも陰性で感染はない模様。

 

妻とは基本LINEで連絡を取るようにする。

保健所へ連絡し、家族への感染リスクを考慮して、宿泊療養の希望を入れる。

 

【5月30日(月):発症2日目】

朝の体温は37.7℃、熱はまだあるが薬が効いてきたのか少し楽になる。

午前9時過ぎに保健所から宿泊療養先が決定したと連絡が入る。

本日午後より入所となり、着替えや準備を行う。

午後1時半、役所の担当者が自宅まで専用のハイヤーで迎えに来てくれる。

この時、同時に自分を含めて3名が入所となるようだった。

 

 



 

博多駅にある某ビジネスホテルが今回の宿泊療養先。

 


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利用のしおりをもらい熟読。

 


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要は、今日から10日間経過するまで完全隔離の生活。

今まで仕事で3泊4日程度の出張は何度もしてきたが…

今回は8泊9日、しかも外出は一切無し。

 

い、いったいどうなってしまうんだ…

 

夕刻の体温は36.8℃、微熱ながらも下がってきたぞ。

 

 

 


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夕食の弁当。お、割としっかりしたのが出て来たぞ。

とりあえずアマプラでスパイファミリーを鑑賞しながら過ごす。

 

【5月31日(火):発症3日目】

朝体温は36.8℃、解熱剤の服用を中止。平熱が続きそう。

前日に取り寄せ依頼した仕事道具が会社から宿泊施設に届く。

会社PCを開いてみると…何!?明日緊急のオンライン会議!?

 

「体調が良ければ出てください」

 

はいはい、もちろん出ますとも!

午後には家内からの差し入れも届いて不足してた生活用品が届く。

た、助かる…

 


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出される弁当が若干足りないので、ゼリーたちが助かる。

体調も安定してきたので、出来る仕事をこなす事に。

もちろんだが、会社の携帯は普通に…鳴る。

夕方の体温が36.6℃だが、若干の喉の違和感が残る。

 

【6月1日(水):発症4日目】

朝体温は36.7℃、体温も安定してきた様子。

10時から本社と繋いでオンライン会議。

ひとりだけ服装と背景の様子がおかしいので突っ込まれる。

その後は昼過ぎまで仕事をした後に昼寝をしてしまう。

 

段々と暇になってきた。

 

夕方体温は36.6℃、折角なので書き溜めていたブログを書く。

 

【6月2日(木):発症5日目】

朝体温は36.7℃、熱は完全に下がった様子で喉の違和感もなし。

処方された薬はすべて飲み終えた形。

この日も出来る範囲のリモートワークをする。

そして、会社携帯がよく鳴る。問い合わせも多く、会社とのやり取りを行っていると

気づけば夕方。なんだかんだ、普通に仕事してる。

もちろん、気を抜くとこは抜いてYoutubeでも観てた。

 


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妻へ送ったLINE画面。

弁当が4日で一巡したようで…この先飯がどうなるんだろうかという不安。

基本TVは観ない(というか面白い番組が無い)ので、夜はYoutubeで住宅の勉強。

 

【6月3日(金):発症6日目】

朝体温36.5℃、体調は快復も経過観察期間。

しかも、宿泊療養となるとさすがにこの頃になると若干ストレスが出てきた様子。

今回入った部屋は外が見える訳でもなく、昼間とはいえ若干暗い程。

このままでは身体が鈍ってしまいそうだったので、軽く筋トレ。

仕事自体は閑散期に入っているので、そこまで問題も起きずに終了。

 

【6月4日(土):発症7日目】

朝体温36.4℃、体調は昨日同様で何もない。

強いて言えば若干の筋肉痛(笑)

今日は本来であれば楽しみにしていたノブ撮りの日。

 

※ノブ撮りとは

www.photo-craft.net

 

もう何度も撮ってもらっているノブさんの撮影イベント。

今回初めてナップス福岡での開催もコロナに感染した時点で参加を諦めキャンセル。

ホント今回はこれが一番のタイミングの悪さだった。ホント悔しかった。

幸いに妻のエイプだけでも参加できたようで本当に良かった。

次回ある時に必ずリベンジしたい。

 

午後から富士のスーパー耐久24時間レースがスタートという事でネット観戦。

 

supertaikyu.com

 

先日発表になったGRカローラや新型Zが出るということで案外楽しめた。

 

【6月5日:発症8日目】

朝体温36.8℃、完全に平熱。症状は無し。

強いて言うなら身体が痛い。それは寝てるベッドに慣れていない感じ。

身体の痛みは動かせていないからだろう。というか、朝から雨で低気圧も

あったかもしれない。

この日も朝からYoutubeS耐久を流しながら色々と調べもの。

月末に控えている、大きな動きについても出来る時にやっておく。

午後はS耐久から全日本ロードレース選手権を観戦。

中々波乱の内容だったが、楽しめた。

S耐といい、ロードレースといい…現地での観戦をしたくてたまらくなった。

今年秋に開催されるオートポリスでの大会はどれかは観に行きたい。

 

あれ?コロナの話は?

 

【6月6日(月):発症9日目】

朝体温36.6℃、ようやく出口が見えてきた。

事務局の方と話しながら、体調の安定から明日の退所予定が決定した。

この日は月曜日、当たり前のように8時半には会社PCを開きながら朝のルーティーン。

得意先からの資料依頼を作成して、午後には仕事もひと段落。

夕方には事務局の方から明日の退所の説明。

 

 



 

退所前の最後の晩餐。

 

【6月7日(火):発症10日目】

朝体温、体調は問題ない。

いよいよ退所の日だ。朝食を済ませて退所に向けての部屋の片づけ。

午前9時半になり、館内放送で退所者はロビーへ集合。

この日出所される方は7名だった。

あれ?一緒に入ってきた人が居ない?

入所日が一緒でも発症日が違ったのだろう。

 

迎えには妻が来てくれた。10日ぶりの再会。

もちろん息子とも。

 

なんとも言えない懐かしさと嬉しさが込み上げてきた。

 

ホント迷惑をかけてごめんね。

 

この数日で息子は寝返りを出来るようになっており、なんだかまたひとつ

成長したように見えた。嬉しい。

 

 

 

【まとめ】

いつかは自分も罹患するときがくるだろうとは思っていた。

でも、それは予想もしないタイミングでやってくる。

 

罹患した時にどうするかは妻と事前に話し合っていたけど…

いざ罹患すると混乱することばかり。

幸い今回は自分だけの感染で家族に伝染しなかった事が幸い。

 

これが「妻の感染だったらと考えると恐ろしいよね…」

と、そんな事を妻と話をした。

 

息子はもうすぐで5か月。まだまだ手はかかる。

 

ただでさえ育児に関しては日々妻に頼ってばかりいる毎日。

ここで妻が感染して育児がワンオペになってしまったら…

と考えると不安しかなかった。

 

今回の感染に関しては、ワクチン接種の効果もあったと考える。

症状も喉の痛み、熱、頭痛だけで済んだのだから。

接種したから感染しない。のではなく、症状の軽減はある程度。

誰しもが感染する時は感染する。

 

それが、この新型コロナウイルスだと思う。

 

決して甘くはみてはいけないし、もうこの隔離生活も懲り懲りだ。

本当に家族には迷惑かけたし、心配もかけた。申し訳ない。

 

そして、ありがとう。

 

早くコロナが収束する日々が待ち遠しいと思わされる10日間だった。