その182. 家族が増えました。第一子の誕生。

それは突然やってきました。

 

 

妻「ちょっと…このまま入院になるかも…」

 

T「えっ…マジで…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、それは突然の妻からの電話でした。

先日私は長崎へ出張の為、朝6時に家を出ました。

 

9時過ぎにその日の仕事場について仕事を開始しました。

作業をしながら、11時になろうかという時でした…

 

妻から突然LINEの着信。

 

T「どうしたの?」

 

妻「検診に来たら…今日このまま入院で産まれるって…いわれた」

 

T「!?」

 

 

実は妻が妊娠しており、この1月中旬が出産予定日でした。

既に臨月に入っており、時折お腹の張りがあるものの、まだ産まれる気配は無い。。。

 

「初産だし、産まれるとしても少し遅れて来週位かなぁ…」

 

なんて先日も二人で話していました。

そんな感じで気軽に行ったはずの定期健診で訪れたら、まさかの産まれる宣言。

これにはビックリしました。

 

とりあえず妻からの通話を終えて一呼吸・・・

作業場で腕を組んで考えていました。

 

すると

 

妻「もう分娩室」 「陣痛きてる」

 

T「えっはやっ」

 

妻「9.5ひらいた(子宮口)、12時過ぎかもって。慌てすぎて」

 

T「慌てすぎやー」

 

という流れのLINEが…

 

これは予想外な事になったぞ…

 

とりあえず、仕事先の方に事情を話して仕事を切り上げることに。

12時過ぎって…もうあと15分でお昼の12時じゃないか…

 

そう思いながら駆け足で営業車に飛び乗り、上司にハンズフリー電話で説明しながら

長崎市内を出発、妻が居る病院を目指しました。

もちろん安全な範囲内の速度で・・・笑

 

「出産に立ち会う事は叶わなかったか…さすがに間に合わないか…」

 

途中、そんな事を考えながら車を走らせていました。

 

コロナ禍でも有難い事に妻が診察を受けていた医院では1名のみ

立ち合いが出来るようになっていました。

それだけにちょっと間に合わないとなると…残念な気持ちも少しありました。

 

順調に長崎道走り、東脊振ICで降りて山越えのルート。そっちの方が早い!

それにバイクで走り慣れてきた道だから、”速い”ハズ!!

 

どうにか事故らずに、妻の居る医院に到着。

ふと、腕時計を見ると13時38分でした。

 

受付に駆け込み「○○の夫です!妻がっ、う、産まれるということでっ!」

(↑冷静に考えると日本語が変だな)

検温・消毒を済ませてナースさんの指示で2階の分娩室へ。

 

「どうやらまだ産まれていないらしい…」

 

そうドキドキしながら分娩室に入りました。

すると、目に飛び込んできたのは陣痛と必死に戦いながら頑張っている妻の姿。

「痛い!痛い!」と苦痛のあまり叫んでいました。

その横には助産師・医師・スタッフと付いてくれていました。

 

「はい!パパ来たよ!頑張ろうね!」

 

と、助産師さんが一言。

妻の股を覗き込むと頭がもう見えていました。

 

妻の手を握りました。

 

「頑張れッ!」

 

そう、呟いていたと思います。

すると助産師さんが

 

「呼吸整えて!次のタイミングで産まれるよ!」

 

妻は次の陣痛の波に備えていました。

苦痛はあるものの、どこか冷静にも見えました。

 

そうして次の陣痛の波が。

 

妻は力を振り絞ってくれました。そして、見事に産まれました。

 

産まれた子はすぐに目が開いており、一瞬目が合ったような気がしました。

そして…しっかりとした産声をあげて。

 

 

「はい時間取って!」というスタッフの声で「ハッ!」となりました。

 

 

時計を見ると13時43分でした。

なんと私が到着してから5分での出来事でした。

 

 

 

「パパが来るの待ってくれてたのね」

 

そういう声が聞こえて来た時に思わず涙が出ました。

なんという父親孝行な…子だ…

 

後に妻はそこに至るまでの2時間ちょっとがしんどい!って話していましたが…汗

 

出産を終えた妻には一言「ありがとう」と。

産まれたばかりの子は産後の処置を受けると、妻の元にやってきました。

出産自体は超が付くほどのスピード安産だったそうです。

 

 

 

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少し落ち着いてから、家族最初の記念撮影。

スタッフの方が撮ってくれました。

顔はボカしました。だって、目が腫れてるんだもん。

 

 

 

 

 

ということで

 

私は父親になりました。

 

母子ともに健康です。

 

妻にありがとう。

 

我が子にも生まれてきて…ありがとう。

 

 

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これからよろしくね。